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| グルジアの地方。アジャリア自治共和国 |
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| アジャリア自治共和国 |
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アジャリア自治共和国（グルジア語でაჭარის ავტონომიური რეპუბლიკა）は、南カフカス西南部にあり、黒海に面し地方に位置するグルジア領内の自治共和国です。アジャール自治共和国ともいい、首都は黒海岸の港湾都市バツミです。面積は２９００ｋｍ²、人口は約４０万人です。グルジア最大の港であるバツミを抱えるため、独立以来経済的に困窮しているグルジアにとって非常に重要な地域であります。
人口統計上、住民の８割は民族籍をグルジア人とするが、実際にはこの地方のグルジア人の多くがアジャール人と呼ばれるイスラームを信仰するグルジア系のエスニック・グループであるため、グルジア国内で自治共和国を形成しています。
バツミ周辺は古代からグルジア系民族の居住地であったが、１１世紀にセルジューク朝、１３世紀にイルハン朝、１７世紀にオスマン朝と、次々にイスラム王朝により征服され、多くの人々がムスリム（イスラム教徒）へと改宗していった。
１８７８年、黒海東南岸の重要な港湾となっていたバツミはロシア帝国に併合されました。第一次世界大戦中にロシア帝国が倒壊すると黒海沿岸地方は奪還を目指すオスマン-トルコ帝国軍の侵攻、ドイツ軍とイギリス軍の相次ぐ進駐を経て、１９２０年になって旧ロシア領グルジアで独立を宣言していたグルジア民主共和国に併合され、１９２１年、赤軍のグルジア侵攻によりソビエト連邦の一部となりました。ソビエトのもとでバツミはアジャール自治ソビエト社会主義共和国とされ、ザカフカース・ソビエト連邦社会主義共和国、ついでグルジア・ソビエト社会主義共和国の一部となりました。
面積 :２,９００ｋｍ²
人口：約３８０,０００人
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